2026-04-01 配信

令和の米騒動を乗り越え、コメ栽培に挑む農家(福島)

山にまだ雪が残る3月下旬、コメどころの福島県大玉村では、今年のコメ作りに向けて田んぼを耕す作業が始まっていました。

農家の伊藤洋さんは、「私がやるようになってからは、3月中に種まきしたのは初めて」と話します。
例年は4月に入ってから行う種まきですが、今年は早場米の収穫時期を去年より早めるため、作業を前倒ししています。

伊藤さんが早場米の収穫を早めようと思ったきっかけは、昨年の「令和の米騒動」でした。
コメ不足で大玉村の直売所でも販売する米が一時足りなくなり、消費者から新米を待ち望む声が多く寄せられました。

「やっぱり一番は、安心して早くお米を届けたいという思いがあって、チャレンジしてみようと思いました」と伊藤さんは振り返ります。

昨年はお盆の時期に合わせて、5キロ入りの新米を1日25袋、5日間にわたり販売したところ、売れ残ることはありませんでした。

伊藤さん
「数も限られていたので、あっという間に売れてしまいました。夏場に新米が食べられるということで、多くのお客さんに待っていただいていると感じました」

今年はお盆の新米需要を見込んで、早場米の生産量をさらに増やす予定です。
その背景には、コメ価格の高騰による“コメ離れ”への危機感もあります

価格の高止まりが続く中、伊藤さんは販売量を調整し、価格を少しでも抑えて直売所で販売するなど工夫を重ねています。

伊藤さん
「間違いなく大玉村のどの生産者の米も美味しい。まずは手に取ってもらい、食べてもらうことが何より大事」

「やっぱり大玉村の米は違うね、と多くの方に感じてほしい。価格の心配もあると思いますが、ぜひ美味しいお米を作りますので、福島県大玉村のお米を手に取っていただきたいです」

今年も地元の美味しいコメを届けるため、農家の挑戦は続きます。

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